ロードサイドへの店舗開発を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
ロードサイド店舗は、幹線道路や郊外の生活道路沿いに位置し、集客を見込めることから、高い収益が期待できます。
今回は、そんなロードサイド店舗の特徴から、店舗開発のメリットやリスクについて解説します。
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ロードサイド店舗の特徴とは?
ロードサイド店舗とは、幹線道路や郊外の生活道路沿いに位置する店舗のことを指します。
交通量の多い場所に店を構えることで高い収益が見込めるため、多くのフランチャイズ店がロードサイドに出店しているのです。
実際に、有名なハンバーガーチェーンや全国規模のコンビニエンスストアは、ほとんどがロードサイドに展開しており、その需要の高さから多くの大手企業が出店を狙っています。
特徴①:ロードサイド店舗の強み
ロードサイド店舗は、主に自動車やバイクでのアクセスを前提としています。
そのため、生活圏外からの集客も期待できます。
客層はファミリーを中心に、幅広い年齢層が見込めるのが特徴です。
さらに、近隣のロードサイドにはホームセンターやドラッグストア、アパレルショップなどの他業種の店舗が多く、「ついで買い」や複数店舗を回る相乗効果も期待できます。
特徴②:ロードサイドの集客性
ロードサイドに店舗が集中する理由の一つに、車で移動中の顧客を店舗に引き寄せやすい点があります。
看板の設置や店舗の位置次第で、外出の目的でなかった顧客も訪れる可能性があり、集客リスクが低くなります。
ロードサイド店舗は自動車による集客がメインのため、通勤車や営業車、配送車が多く通る国道や主要幹線道路、主婦層が多く通る主要生活道路に面していることが重要です。
幹線道路沿いか生活道路沿いかで客層が異なるため、見込み客を誤ると経営がうまくいかない可能性があります。
特徴③:ロードサイド店舗に向いている業種
道路沿いを活用した自動車販売店やガソリンスタンドは、昔からロードサイド店舗の代表例として多く見られます。
広い敷地を利用して多彩な品ぞろえを可能にし、大型商品も扱いやすいことから、書店、レンタル店、スポーツ用品店、園芸資材店など、ジャンル特化型の大型店舗にも適しているでしょう。
近年では、単独店よりも飲食店や娯楽施設を併設した複合商業施設の出店が増加しています。
どの業種においても、立地や競合店の状況をしっかりと調査し、店舗開発を進めることが重要です。
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ロードサイド店舗開発の4つのメリット
ロードサイド店舗の特徴を理解したうえで、店舗開発における4つのメリットについても見ていきましょう。
ロードサイドには集客性の高さや経費削減、ビジネス拡大のしやすさなど多くのメリットがあります。
これらのメリットを活かして店舗開発をおこなうことで、長期的に安定した収益を実現することが可能です。
店舗開発のメリット①:集客しやすい
ロードサイドの最大の特徴は交通量の多さです。
この交通量の多さは、そのまま消費者の多さに繋がります。
そのため、ロードサイドの土地は集客しやすく、ビジネスが成功しやすい場所といえるでしょう。
広い土地で店舗開発できれば駐車場も完備でき、多くの利用者を引き込むことができます。
多くのフランチャイズ店舗がロードサイドに出店しているのは、車で移動中の顧客を自然に店舗に誘導できるためです。
幹線道路沿いに位置することで、看板一つで多くの潜在顧客を引き込むことが可能できるでしょう。
一方で、幹線道路から外れた店舗の場合は、ロードサイドに看板を設置して顧客を誘導する工夫が必要です。
店舗開発のメリット②:坪単価が低く家賃を抑えられる
ロードサイド店舗は、都心部の店舗よりも坪単価が低いため、賃貸の場合は初期費用や毎月の賃料を抑えられます。
新たに店舗を建設する場合も、建築費を抑えられるため、経費削減につながります。
これにより、毎月の固定費を抑えることができ利益率を高く設定することができるでしょう。
店舗開発のメリット③:ビジネスの拡大がしやすい
ロードサイドでの店舗開発では、市街地に比べて広い土地を確保しやすいため、ビジネスの拡大を考える方にとって魅力的です。
広い駐車場を確保することで、さらに多くの集客が期待できます。
店舗建設の場合、建築費用がマンションやアパートに比べて低いため、その分大きな利益を期待できます。
ロードサイドに店舗があれば、顧客は「ちょっと立ち寄ろう」という気軽な気持ちで訪れやすくなるでしょう。
また、ロードサイドの店舗は目立ちやすく、位置を覚えてもらいやすいので、「あの道沿いにある店に行ってみよう」と記憶に残りやすいのも大きなメリットです。
店舗開発のメリット④:地域に貢献できる
ロードサイドの店舗開発は、地域住民の利便性向上、雇用創出、地価上昇などの効果が期待でき、地域発展にも貢献できます。
地域のニーズに合った業種や規模の店舗を選ぶことが重要です。
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ロードサイド店舗開発の5つのリスク
ロードサイド店舗は集客面で大きなメリットがありますが、もちろんリスクも存在します。
下記の5つのリスクを理解し、機会損失をできる限り抑えるための店舗開発をおこなうことが大切です。
店舗開発のリスク①:場所によるビジネスの難しさ
同じロードサイドでも、車の種類や位置関係によってビジネス展開が難しい場合があります。
視認性が低く、敷地内へ入りにくいと来店率が下がるため、どれほど魅力的な店舗でも成功するとは限りません。
例えば、曲がり角にある店舗は車での入店がしづらく、通り過ぎられることが多いため、回転率を上げるのが難しいという課題があります。
事前にどのような種類の車が多く走っているかなど、綿密なリサーチが必要です。
トラックが多い場所なら広い駐車場を持つコンビニや定食屋が、一般車両が多い場所なら大型量販店や家族向け店舗が適しています。
店舗開発のリスク②:競合の多さ
ロードサイド店舗は商圏が広い分、競合も多くなります。
多くのロードサイドには大手飲食チェーンが多数存在しています。
商圏内の競合店舗をリサーチし、サービス内容が重ならないようにすることが重要です。
また、出店当初は競合が少なくても、地域での需要が確認されると他社も出店を検討し始めるため、常に競合状況を把握しておく必要があります。
店舗開発のリスク③:規制への配慮
ロードサイド店舗は郊外に多く、市街化調整区域に指定されていることが多いです。
市街化調整区域は、都市計画法によって市街化を抑制する必要がある区域とされています。
このため、自治体ごとに異なる許可申請や規制に従う必要があります。
店舗開発のリスク④:近隣住民とのトラブル
店舗が出店することで、夜間に若者のたまり場になり治安が悪化する、駐車車両のエンジン音による騒音問題が発生するなどのリスクがあります。
これらのトラブルに対しては、以下の対策を計画段階から講じることが重要です。
●閉店後の立ち入りを防止する
●アイドリングストップの注意喚起を行う
●警備員を増やす(大規模商業施設の場合)
店舗開発のリスク⑤:広い敷地面積による管理・メンテナンスの手間
ロードサイド店舗は、広い敷地面積のため、管理やメンテナンスの手間が増えることが予想されます。
また、駐車場の警備員配置や清掃業者の雇用により、人件費が発生します。
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まとめ
ロードサイド店舗は交通量の多い道路沿いに位置し、これにより高い収益が期待されますが、立地や競合店との調整が重要です。
広い敷地を利用した大型店舗は書店やスポーツ用品店などに適しており、複合商業施設の出店も増加しています。
そのため、地域や業種に合わせた店舗開発計画が、成功の鍵になるといえるでしょう。
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